「ありゃま!ラブレターみーつけた」
「ありゃま!雨の日のおさんぽ」
「若いおたまじゃくしに ふらふらしてたくせに」
「ごくつぶし」
この毒、このバッサリ感こそマイメロよ。
カエル夫婦は本当にこんな会話をしていたんだろうか。
前半はラブレター公開の刑、後半は夢の国マリーランドの雨の日の日常だったが、後半ののんびりした、それでいて容赦無い空気がかなり好きだ。最後はとってつけたように良い話っぽく終わるのがまた良い。この手のマイメロの日常を描写した、とりたてて大事件の起こらない、もしくは起きてもガン無視して己のペースで生活する姿を眺めていると、何かが悟れそうな気さえしてくる。