バーチャルコンソールの売り上げ本数推定。
任天堂のバーチャルコンソール(VC)のソフトって、一体何本くらい売れてるんだろうか。
気になったので検証してみた。
VCのソフトは、遊んだ時間・回数の総計と、一人当たりの時間・回数を「みんなのニンテンドーチャンネル」で得ることができる。このデータを元に、計算すれば推定本数が出るはずだ。
まずは、ランキングサイトで売り上げ本数がわかっているWiiのソフトを使って、ニンテンドーチャンネルの数値から算出するための係数を出してみる。
タイトル名 販売本数 総回数 一人当たり回数 算出本数 販売数との比
Wii Fit 1719382 3945146 17.1 230710 7.5大乱闘スマッシュ 1521564 4409175 20.89 211066 7.2
ブラザーズXWiiスポーツ 2826835 10936700 27.8 393406 7.2
はじめてのWii 2250372 4674596 13.93 335578 6.7
総回数÷一人当たりの回数で、情報を報告しているユーザー数がわかる。それとランキングサイトの販売本数の比をとると、大体7倍程度の差があるとわかった。
これを踏まえて、まずはFFCC小さな王様と約束の国の販売数を推定してみよう。
大体10万本に届くかどうか、というところか。正直もっと勢い良く売れてるのかと思った。
タイトル名 総回数 一人当たり回数 算出本数 推定販売数小さな王様と約束の国 57368 4.15 13824 96765
やってると止め時が見つからなくて、ついつい続けてプレイしてしまうタイプのゲームだ。
次は、各種チャンネルのダウンロード数を推定してみる。
テレビの友チャンネルだけは妙に低いが、あとはいずれも300万を超えている。
タイトル名 総回数 一人当たり回数 算出本数 推定販売数
テレビの友チャンネル 426689 2.73 156296 1094074ニュースチャンネル 4256336 8.02 530715 3715006
似顔絵チャンネル 8993243 15.85 567397 3971779
みんなで投票チャンネル 8061216 18.26 441469 3090280
みんなのニンテンドーチャンネル 3046046 6.87 443384 3103686
これらのチャンネルは無料で手に入るし、Wiiで配信のおしらせが来たりもするから、大抵の人はダウンロードしているだろう。
この結果から、国内でWiiのネット環境を利用して遊んでいる人は300万人強いると推測される。
そして本命、バーチャルコンソールの本数を適当に選んで推定してみる。
最も売れていると思われるスーパーマリオで推定本数57万となった。
タイトル名 総回数 一人当たり回数 算出本数 推定販売数
スーパーマリオブラザーズ 994462 12.07 82391 576739スーパーマリオブラザーズ3 189213 5.82 32511 227576
星のカービィ夢の泉の物語 263027 8.5 30944 216610
イースI・II 44209 4.71 9386 65703
ボンバーマン'94 257548 9.39 27428 191995
ぷよぷよ通 235089 8.03 29276 204934
スーパーマリオワールド 515808 10.21 50520 353639
スーパーメトロイド 43488 5.76 7550 52850
ゼルダの伝説神々のトライフォース 145690 7.34 19849 138941
ファイアーエムブレム紋章の謎 129857 10.21 12719 89030
風来のシレン 83006 11.44 7256 50790
スーパーマリオ64 544903 12.33 44193 309353
ゼルダの伝説 時のオカリナ 362907 11.56 31393 219753
マリオカート64 838523 11.26 74469 521284
ポケモンスナップ 90849 5.21 17437 122062
もう100万本くらいは売れたのかと思っていたから、意外と低い。
しかし、57万×500円で、2億8500万円の金が動いたわけで、そう考えると凄いのか。
アイマスのダウンロードコンテンツ販売に匹敵する金額だ。
そしてびっくりしたのはマリオカート64。スーパーマリオに匹敵する52万という数値を叩き出している。まるでノーマークだったが、そのうち買うかも。
価格が1200円だから、売り上げは52万×1200円=6億2400万円か。
これ、ものすごい金額だなー。
他のタイトルも合わせると、任天堂は日本国内のVC売り上げだけで、数十億稼いでるのか……。改めて凄いや。