第1話

「ありゃま!美少女が降ってきた 」
「ありゃま!美少年が降ってきた 」

マイメロは黒かった。(ガガーリン少佐談)
地球が過去も今も青いように、マイメロは過去の話である今シリーズでも黒かった。
後だしジャンケン→一つ目仮面→紅茶がおいしい→絆創膏拷問といったマイメロらしさを遺憾無く発揮。
そして王様も変らずダメ人間だった。お天気お姉さんのフィギュアに手を出すか。
ついでに、バク君は相変わらず貧乏だった。
というわけで、マリーランドの生物達についてはほぼ何の変化も無し。
間違っても白くなるとか子供向けにファンシーな生活様式になるなんてことは無かった。
もうサンリオは完全にマイメロをこのキャラで定着させるつもりということか。


ただ、アニメの動きには難がある。
身体の各部、主に耳だが、これが無駄にゆさゆさ動くのでうざったいところがある。
このへんは今後改善されるんだろうか。
フルCGということで言えば、SDガンダムフォースなんかは回が進むにつれて目に見えて技術が向上していったから、マイメロも良くなる可能性はあるだろう。


きららの声も、芸能人、しかもバク君の中の人みたいなタイプではなく現役アイドルということで心配だったが、思ったよりはマシだった。
あれよりひどいレベルの芸能人はいくらもいるからなあ。
古い話になるが、PCエンジンの風雲カブキ伝の阿国とか。


ただ、人間側の主役級がすっかり変ってしまうのは仕方無いが、そのおかげでバク君の苦しみを分かち合ってくれるおでん屋ら負け犬軍団がいなくなってしまったのは寂しい限りだ。
マリーランドにもおでん屋はあるんだろうか。
あとはマイメロへのプレッシャー係がいない。
奴の黒さを本能で知っていた真菜と、身をもって思い知らされてきたうさみみ先輩さんの激しい攻撃が見られなくなってしまうのは非常に残念だ。
マイメロの黒さは、受け手が全力で振り回されてくれるからこそ光る部分があるからなあ。