シャイニング・フォース イクサ


発売日買いは確定していたこのゲーム。
ドリームキャストロードス島戦記、PS2のシャイニングフォース・ネオと続くネバーランドカンパニー開発の「爽快に倒し、爽快に死ねる」アクションRPGの系譜を継ぐ最新作。
とりあえず3時間ほどプレイしたので、現在の感想を。


・戦闘システム
なんといっても従来から大きく変わったのがタメ攻撃の追加。
連続攻撃のあと、ボタンを押しっぱなしにしてタメ開始。放すと発動。更に、タメ攻撃のあともう一度タメ攻撃を出すとスペシャル攻撃が発動というシステム。
ロードス、ネオ共に圧倒的な数と体格の敵をザクザク斬っていくのが売りだったが、単調になりがちという欠点があった。その点、イクサではこのシステムのおかげでかなり戦闘にメリハリが付いた。弓矢のタメ攻撃での連射数なんか凄いことになっていて、小李広・花栄ばりに敵に矢の雨を叩きつけることができる。
剣でのタメ攻撃も、回転斬りでザクザク斬りまくりふっ飛ばしまくりで非常に楽しい。
ついつい無駄にタメ攻撃を出しまくってしまう。

で、このタメ攻撃の種類が武器ごとに異なっているので、武器選択の幅が以前より飛躍的に増えた。
攻撃力弱め、攻撃速度もそれなりという武器でも、使いやすいタメ攻撃があるとそっちを使おうかという気になる。また、タメ攻撃後に出せる追加攻撃が個別の特殊能力として付いていたりもするので、それでまたいろいろ試すことに。


さらに言うと、防具もネオと違って外見に反映されるようになったため、これまた能力以外の面で選ぶのに悩むことになる。
男主人公のトウマの方はまあいいが、問題はシリルだ。
早速ネコミミとメガネが手に入ったが、両方頭防具なんだよなあ……


・成長システム
ネオよりはロードスのシステムを継承している。
世界各地にある石碑を読むことで新たなアートを入手、ミスリルを刻むことでアートの力を引き出す。ああ、この「ミスリルを刻む」という言葉がまた使えるとは。ネオでは「フォースを刻む」だったからなあ。
今のところ入手しているのは、防御力アップや体力アップ、各種魔法攻撃力アップなどの基本的なものだけ。


・キャラクター
これはもう、断然過去の二作より濃くなっている。
ロードスは基本一人旅、しかもろくに人間もいない暗黒の島で心の安らぎはゴブリンの群れという殺伐っぷりだった。
ネオではまともに町があり、仲間も増えたもののそれほど目立つ会話は無く、主人公とヒロイン以外はほぼ空気だった。
だが今回は武器屋や、武器屋の子供達という脇ですらなかなか濃い。
正当進化とはこのことか。


・ジオフォート
過去に無いシステムがこのジオフォート。
といってもまだ動かしはじめたばかりなので、特筆するほどのことは無い。
しかし、変形する巨大要塞の主になる、というのは、実に男のロマンだなあ。


確か、シャイニングフォース・ネオのプレイ時間が60時間くらいだった記憶があるが、今回はどのくらいになるんだろうか。章立てになったので、進み具合はわかりやすくなったが。

ちなみにまだ死亡は一回。あんまり無茶なところに殴りこまないで大人しいプレイをしてるからか。
そのうち、巨大なハンマーやらくそでかいドラゴンで一撃死することでしょう。