第29話

「パティシエになれたらイイナ!」


エンディングがうさみみ仮面だー!

何考えてんだマイメロスタッフー!
わ……私は恐ろしい!マイメロスタッフの狂気が!それを許容するサンリオ首脳陣の闇の深さが!一体どこまでやってしまうんだこいつらはッ?!
しかもよりによって今回、過去最大級にうさみみ仮面が役立たずだった回だってのに。
さらし者かッ?!


それはともかく本編。
たい焼き屋の娘、香取さんは西洋菓子を作るパティシエを目指していた。
だが、自慢のお菓子作りの腕前を調理実習で披露せんとする香取さんの野望をあっさり挫く天才悪魔マイメロディ。相変わらず薬物入り疑惑のあるお菓子は大好評。奴は空気が読めないんじゃない、読まないんだ!ちなみに私も一度は食ってみたいぞ!


そしてマイメロへ決戦を挑む香取さん。
野望への障害は排除する!ケーキ対決だッ!
プラス、香取さん側はバクとクロミマイメロ側はバク母とうさみみ仮面で意味無く集団戦だ!
というわけで初戦はバクとバク母の親子対決。
バクはなすびでお菓子作り。ナスの紫はポリフェノールだとか。相変わらず豆知識は豊富だぞバクくん。きっとお昼は笑っていいともよりおもいっきりテレビ派だな。
だが、料理はヘタでした。ナスだけに。
一方バク母。お菓子対決というのに我が家の晩御飯を用意。
対決などどうでもよかろうなのだッ!一人がんばる息子のために、家庭料理を食わせてやりたい!
この切ない母心が感動を呼び、マイメロ側が反則気味ながら一勝。


二戦目はドロー。
うさみみ仮面、料理はさっぱりできず。卵すら割れないという始末。いかにうさみみ仮面といえど、万能ではなかったか。
地味に卵を片手割りできる真菜は凄いかもしれん。
対するクロミもグロいパフェを作ったものの柊先輩のためにお持ち帰りということで採点不能


そして決戦。
巨大な城型ケーキの香取さんに対し、マイメロディ・ウェディングフォームのケーキで勝負に出たマイメロ。己こそがNo1、私こそが美しいというマイメロの絶対的自信にあふれたケーキに乾杯。
採点の結果は、僅かな差ながらマイメロに軍配が。
隠し味には香取さんのお母さんが作ったアンコが使われていたのだ。
母の味に触れ、己の未熟さを知った香取さん。
一方、娘のケーキを食べ、その力を認めた母。
ああ、親子愛。珍しくきれいにまとまった話だったなあ。