第10話「サッカーできたらイイナ!」

柊弟、見くびられ過ぎ。
「あの潤君が」
「あの潤君が」
「あの潤が」
と完璧にダメ人間扱いされてます。せっかくフットサルで活躍したのに。
まあ5分しか集中力がもたなくてあとは寝てるんですが。
しかしこれだけ見くびられれば、誰にも悪夢魔法のチャージ元だとは思われんだろうなあ。
バレたらバレたで、
「だって面白いじゃん」
などと火に油を注いだ挙句、袋叩きにされて終わりのような。
ほんとにラスボスになれるんだろうかこの男。


今回はかつて女装サッカーで活躍した男がサッカーを辞めてしまったので、彼女の高橋さんがなんとかしたい!というお話。
ならば女子でサッカーチームを作ってがんばって見せてもう一度やる気を取り戻させよう!
ということだが、人数が足りないのでフットサルに変更。
こうして結成された女子チームは、歌美紀真菜のいつもの三人にいいだしっぺの高橋さん。
あと一人!というところでたまたまやってきた小暮を入れて完成だ!
というか小暮は女子扱いなのか。まあ身長からすると違和感は無いが。


この結成時に必死で自分を売り込んでいたマイメロだったが徹底無視される。
だが奴にはかつてのマリーランド優勝チームメンバーという過去があった。
クロミの必殺シュートを「あ!」といってびっくりさせて止め、ゴールを守り抜いた。
諸葛孔明にも匹敵する恐るべき策士マイメロ
多分どっかの
「そうなんども ぬかれて たまるかー!」
などと言ってはダブルイールやサイドワインダー、あげくの果てはただのシュートで吹っ飛ばされるゴールポスト以下のキーパーよりも遥かに役に立つだろう。


そして決戦の日。
対戦相手は柊弟が編成を任されたサッカー部二軍だ!


序盤活躍の柊弟は一点取ったらさっさと寝てしまい、そこからはそれなりの展開に。
だがなんとしても勝ちたい高橋さんが夢の扉をひらかれえらいことに。
高橋さん+マリーランド優勝チームの最強軍団結成だ!
というか、マイメロに刻まれた屈辱を晴らしたいクロミ様がリベンジを果たすために呼び出しただけですが。
だがこれが意外と強い。
サイズ補正でタックルを回避しまくり、シュートを決めてしまう。
サッカー部二軍は役立たずと判断したクロミ様はクロミーズ5をチームに投入。
かつての準優勝チームがフルメンバーで登場だ!


対する高橋さんチームはリズムくんに替えてマイメロ、そしてりすくんに替えてくまくんを投入。
この時のいかにも交代に不服そうなリズムくんが実に黒い。
やる気満々の姉に対して「チッ」などと毒づいてます。さすがマイメロの弟。
かつて窃盗を「えへへ」と笑ってごまかしただけのことはある。


そしてクロミ様のシュートを偶然か故意か微妙なバナナの皮ですってんころりん作戦で不発に終わらせたマイメロ側は、残り時間の少ない中高橋さんがゴールめがけて突撃!
イスラス君に匹敵する高速ドリブルからシュートに持ち込んだ高橋さんだったが、そこに元女装サッカー男が!


結局試合には勝てなかったものの、サッカーへの情熱を取り戻した男と高橋さんはラビューンゴー状態に。
万事丸くおさまって良かったね、という話の割りに出たのは黒♪。
それがおねがいマイメロディ。一筋縄ではいかんなあ。