第4話「イケメンになったらイイナ!」

全国のお父さんが泣いた。


ラストは年頃の娘二人と腕組んで帰宅か。
おねがいマイメロディくるくるシャッフル。
現実では決してたどり着けぬ真の最終幻想がそこにある。
冒頭の男達の友情も良かった。渋すぎるぜ。


さて、本編。
奏姉と破局した菊池はとうとう俳優修行のため京都へ行ってしまったらしい。
夢野父大喜び。
だが、フリーになった奏姉にはすぐさま欲望に満ちた男達が群がる。
夢野父大ショック。
そして、4人の男達とデートするという奏姉を悪の手から守るため、父は単身極秘任務へと赴くのであった。


一人目は速水もこみちっぽい名前の男。柿崎亡きあとのNo2を自称する男。さすがに柊に勝てるとはおもっていないようだが、かなりの自信家。ルックスもイケメンだ。
会って早々にボディタッチするなど手が早い。実に危険だ。


この男を相手に夢野父がとった策はニセ情報であった。
奏はオヤジギャグが好きと吹き込み、コーヒーは苦いものを勧め、さらに怒らせればいいとたきつける。夢野父、容赦せん!
そっくり信じ込んだ速水もこみち(仮)は早速実行。
オヤジギャグを連発し、奏が怒ると喜びだす奇行の人になってしまった。
当然奏はパス。やるな、夢野父。


二人目は和泉元彌っぽい名前の少年。知性派だ。甘いものは頭にいいという豆知識で奏のハートをつかんでいる。顔は並みなので奏も本気ではなさそうだが、叩ける時に叩いておくのが戦争の基本だ。席を離れた和泉元彌(仮)を追跡する夢野父。そして情報ゲット。奴はデートの状況を母に報告するほどのマザコンだったッ!そしてハンバーグが好物だ!いらん情報だが。


やがて街を歩き出す奏と和泉元彌(仮)。だが、道端には変装した夢野父が。そして変な歌を歌う。しっとりと歌いに歌う。内容は母親の歌だ。
思わず号泣し、ママのところへ帰ると言い出す和泉元彌(仮)。こうして奏は救われた。ありがとう、夢野父!


が、しかし!ろくな男がいないことに腹をたてる奏姉のところへクロミが!
そして開かれる夢の扉。いらっしゃいませ〜。初めての方ごあんな〜い。


夢魔法の効果で町の住人がことごとくイケメンに!
その中には小暮や真菜までも!彼女にしたい相手の姉に手を出すのは危険すぎるぞ小暮!愛のために性別を超えるのはどうなんだ真菜!もっとも私は一向に構わんッ!


かくして愛の下僕軍団に囲まれて大満足の奏姉とクロミ。バクくんも念願のイケメンになれてゴキゲンだ。こんな気持ちのいい魔法、解くことはないと言い出す奏。堕落しすぎです。さらに歌や美紀にもイケメンのおすそわけ。踏まれるマイメロにもスペッシャルなイケメンを。そう、最終兵器白山だ。というか、前回改心したんじゃなかったのか。やはり白山は白山ということか。


イケメン軍団に囲まれ、すっかり骨抜きにされた歌と美紀。この年でホスト遊びか!


だが、そこに現れる新たな影。
そう、イケメンズシニア&イケメンズオールドだ!
中年の魅力がほとばしり、年季の入った頭部が輝く!
男達は再びセイシュンの炎をハートに燃やし、歌美紀奏を追いかけるのだ!


恐怖からマイメロに助けを求める歌たち。
だが、召喚された王妃ルミちゃんは「おばはん」呼ばわりされて一撃死。
意外と気にしてたのね……。
だが、最終的には奏は父に守られ、おねがいで復活したルミちゃんが真実の鏡の力で金太郎飴状態のイケメンズを元に戻して決着。
そして、あれだけイケメンを堪能したにも関わらず、奏が出したのはピンク音符でした。クロミご苦労様。