第49話

「ありがとうって言えたらイイナ!」


ひつじ仮面の正体がバレた!

や、みんな物凄い勢いでどうでも良さそうだったが。
というわけで、先週ラストでうさみみ仮面の正体がバレた続き。


これで兄貴の人生終わったぜベイベー!と文字通りの狂喜乱舞するダーク潤。
潤のバラ撒くビラを見て、勝った、なんだかわからんが柊に勝ったとこちらもお喜びのミスターNo2、柿崎。
柊というイケメンの巨木が倒れ、負け組達が我が世の春とばかりに勝利を謳歌する。
だが、そんな柊を放っておかない女達がいた。
というより、多分柿崎達が思ってるほど柊先輩の好感度は下がってないぞ。


ともあれかわいそうな柊様をお救いするのよー!とオーバーヒート気味の親衛隊の化粧が濃い姉妹。
これまたマイメロに利用された柊様かわいそう!と怒りに燃えるクロミが意気投合し夢の扉ご開帳。
バクくんも巻き込んで柊先輩を拉致監禁という暴挙に出た。
これを追跡するのはもちろん歌ちゃんと愉快な仲間達だ。


この騒動に乗じて風邪を引いた脆弱な大臣の肉体を捨てたいダーちゃんが暗躍する。
しかし、フラットのボディはしょぼすぎ、ひつじさんは言葉が喋れない。
ならばマイメロだ!と乗り移ったのだが。


マイメロ様の邪悪さにダーちゃん完全敗北。
一体マイメロの精神世界で何を見たダーちゃん。思わず逃げ出した。
いや、あまりの描写に思わず鼻水が出るくらい笑ってしまったぞ。
恐るべしマイメロ。這い寄る混沌、サンリオの白い悪魔、微笑みの邪神の異名は伊達じゃない。
ダーちゃん如き三下、フラットに乗り移ったらチョイ悪にしかならない程度の奴とは格が違いすぎた。


やがて逃亡に限界を感じた親衛隊姉妹は遂に柊先輩を宇宙へ送り込むという最終手段に。
マイメロが召喚したのは……ダーちゃんが抜けた大臣(風邪気味)だ!
遂に夢にまでみた実戦での召喚。大臣は燃えた!
その職権をフルに生かし、マリーランド宇宙軍のロケットを出撃させ、柊先輩とバクロケットを確保。
流石大臣、その権力は圧倒的だ!「王様がアホだから倒せ」と衛兵に命令すれば天下は君のものだぞ!


こうして戻ってきた柊先輩だったが、「笑いたい奴は前に出ろ」とやはりうさみみバレで心に傷を負っている様子。
しかし、歌ちゃんは逆にうさみみ仮面として助けてくれていたことに感謝する。
そして、これまでのわだかまりを捨て、潤をまともに戻すため、協力することを歌ちゃんに約束する柊先輩であった。


まあ、バクくんは言葉通りに前に出て笑った挙句蹴り飛ばされてましたが。
マイメロも、「わたしのうさみみ仮面さんをかえして〜」と粘着して海に投げ捨てられてましたが。
身体を張って笑いをとる、マリーランド人の鏡だ。
そしてマイメロが投げ捨てられても全く微動だにしない歌ちゃんが素敵だ。慣れてしまったのか。


あ、重大なことを忘れていた。
黒音符コンプリートでダーちゃんが願ったため、マリーランドが滅亡します。