第44話

「解けない呪縛」


流れの速い牙のことだから、サラとジーコが相対した時にどっちか死ぬのかと思った。
とりあえず今日は名無しの人たち以外には死者はなしか。
サラに遭遇しても特に何も無かったロベスさんはもう絶対死なない気がする。
そしてひさびさのゼッド気絶→投獄→脱走のコンボ。
序盤は3話に一回くらいこの流れだったなあ。というか、ゼッドの通算投獄回数って何回なんだ。


ゼッドはやはり母親に逢いたかったんだなあ。
せめて話がしたいと。幼い日からずっとまともではなかった母親とようやくまともに言葉がかわせると。
でも今のサラもどう見てもまともじゃないのがなんとも。
まあその原因は全てまったく全面的にジーコなのだが。
アミルガウルの闇は深い、とかなんとか知ってたんなら人の母親拉致して調教とかするなと。
あげく、サラと会ってはならん、決着はわしがつける、などとどこまでワガママなのか。


そんなひねくれた人ばかりの牙世界にあって、なんで悪の枢軸なタスクにはまともな人が多いんだ。
あくまでも戦士として戦うことを求めるデュケムさんとか。
タスカーって本当に存在するの、などと突っ込んで当然の疑問を初めて投げかけたオルガンの人とか。
うっかりすると、
「キースピリットを集める必要があると思っていたが、別に無くても話は進むぞ!」
「俺もタスカーとかいう存在がいたような気がしていたがそんなことは無かったぜ!」
うおおおお!井上先生の次回作にご期待ください!
などという展開になりそうだ。