第46話「一発パンチできたらイイナ!」


遂に柊先輩が完全に敵に。
傷付いた歌ちゃんのカタキを討つため、柊に挑む真菜と小暮。
だが柊は強かった。
ひと蹴りで周辺に立てた竹ざおを両断し、サッカー部員を引きずりながら前進可能なパワーを持つ真菜のスペックは、あるいは愚地克巳あたりに匹敵するのではと思っていたのだが、柊はその遥か上を行っていた。
もともと合気の達人で素人では触れることすらできないレベルの男ではあったが、今は更に凄味が増している。
それでもカエルの小次郎、そして小暮の奇襲により一撃は加えたものの内容は完敗といっていい。まだまだ地上最強は遠いか。


一方、それとは全然関係なくまたしても悪夢魔法の媒体にされていたリーサルウエポン白山。
現在発生している黒音符の恐らく8割はこの男のものである。とはいえ、元々はマイメロ萌えの感情から発生した黒音符であり、元来普通人だった彼がマイメロの魔法にかかった後遺症が原因なのだから、


マイメロ→(間接的に殺害)→全世界


というのが事実ではある。
夢魔法により欲望全開の白山は巨大ネズミと化し、遂にマイメロを拉致。
機動隊らしき人の制止も聞かず、まさに街は崩壊の危機に瀕していた。
だが、柊とのひと悶着を終えた歌たちが到着。
マイメロの魔法により響き渡る歌声の力で、遂に白山は真実の愛に目覚める。
黒音符発生器と化していた男から、とうとうピンク音符が発生したのだ。
クロミ達にとっては切り札を失ったに等しい。
風雲急を告げるおねがいマイメロディ


次回は……マイメロ逮捕ッ?!
どこまで無茶をする気だサンリオッ!!!